フリーズドライ | 株式会社前川製作所

最適な温度制御で高品質を実現、自然冷媒冷凍機でCO₂排出量削減に貢献

凍結した食品から水分を昇華させて乾燥するフリーズドライの製造工程において、乾燥機内の真空度の変化は品質に大きな影響をもたらします。昇華の際に発生する水蒸気を凝縮させるためにコールドトラップを設置しますが、ここでは激しい熱負荷変動があります。温度を最適に制御する冷却システムにより、一定の真空度を維持し、安定した高品質製品生産に貢献します。この冷却システムにおいて、マエカワの高効率自然冷媒冷凍機である「NewTon」の採用を推奨しています。脱フロンと最新の省エネルギー性能で、お客様のCO₂排出量削減に大きく貢献します。
また当社の技術研究所と大学機関が共同で、真空凍結プロセスの最適化を目指した研究を進めています。

予備凍結を最適化する凍結技術

乾燥の前工程である予備凍結は、最終的な製品品質の仕上がりに大きく関わる工程です。マエカワは何十年という歴史からあらゆる食品の凍結に知見があります。扱う商材ごとに乾燥工程に入る際の理想的な製品状態を考え、予備凍結における最適な温度設定や凍結時間を検討します。また独自の流体解析技術を活用し、凍結ムラがなるべく少ない設計が可能です。
また乾燥工程の冷却システム同様、自然冷媒冷凍機での提案が可能です。

お客様に合わせた生産ラインを提案

工場のレイアウトや設置スペースに合わせたラインの提案が可能です。フリーズドライ工場においては、予備凍結や乾燥工程で使用するトレーや棚の自動供給といったエンジニアリング提案が可能です。また設置スペースが限られた場所でも設置可能なパレタイジングロボット「ぱれロボ」を導入することで、重労働作業の負担軽減も図れます。
設備の更新及び新設、トレーやトロリー等の供給をお考えでしたら是非ご相談ください。

生産効率や工場の拡張性も考慮したフードプロセスエンジニアリング

生産効率、動線、衛生性など、食品工場の生産ラインのプランニングには様々な配慮が必要です。マエカワは多種多様な食品工場に機器や生産ラインを納入してきた実績を元に、熱と食品の関係を熟知した独自のエンジニアリング技術で、お客様の特徴に合わせた生産ラインをプランニングします。部分最適から全体最適まで、さらに工場の拡張性も考慮した提案も可能です。ラインの設計、製作、施工管理までを一括して提案します。