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工場・施設の脱炭素化を実現

CO₂排出量実質ゼロへ
地球にやさしい脱炭素工場

気候変動問題に向けて加速するグローバルな取り組み

海面上昇、極端な熱波や大雨、農業に被害を及ぼす干ばつなど、昨今気候変動問題はますます深刻化しています。
増大していく気候変動問題を受け、2015年にパリで開催された、温室効果ガス削減の取り決めを議論する「国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP)」でパリ協定が採択されました。この協定のなかで「世界の気温上昇を産業革命前と比べ2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力を追求する」という具体的な目標が定義され、2020年以降のグローバルで取り組む温暖化対策の出発点となっています。
これを契機に各国政府もカーボンニュートラルを掲げ、それに向けた対策も急速に進んできています。

脱炭素の動向について詳しく知りたい

企業に求められる対応とマエカワのサポート

企業においても同様に、CO₂排出量削減目標の設定や達成に向けた具体的対応が求められています。東京証券取引所が2022年4月に再編され、プライム市場上場企業は「気候変動に係るリスクが自社の事業活動に与える影響について、必要なデータの収集と分析をし、TCFDに基づいた開示を進めていくべき」といった流れもでてきています。
また会社組織やある製品を対象として、「原料調達・製造・物流・販売・廃棄までにかかるCO₂排出量を算定するライフサイクルアセスメント(LCA)」の動きもあり、サステナブル方針の指標や機関投資家からの投資判断の基準として使用されていく見通しです。
マエカワはCO₂排出量実質ゼロの脱炭素工場を目指すお客様のために、熱に関する技術でサポートいたします。

脱炭素工場の実現に向けた支援

脱炭素工場づくりのためには、「冷媒」「電化」「省エネルギー」への着目が重要だと私たちは考えます。
マエカワは工場内で使用する各種温度帯に向けた高効率な自然冷媒冷凍機ラインアップ、化石燃料を燃焼せずに工場内の排熱や未利用熱を利用して温水や温風が作れるヒートポンプ、暖気流入や除湿回数削減など低温環境下の負荷を防ぐための機器など様々なご提案が可能です。また長年培ってきた熱という観点からのエンジニアリングで、製造ラインで発生する熱を無駄にせず最大限に活用し省エネルギー・CO₂排出量削減に貢献します。

自然冷媒への取り組み ~NATURAL FIVE~

カーボンニュートラル達成に向けて決して忘れてはいけないのは、冷凍・冷蔵保管庫、フリーザー、空調に使用される冷媒です。その多くにHFC等の代替フロンが使われていますが、これらは非常に温室効果が高く、もし漏洩するとせっかくのCO₂削減努力が水の泡になってしまいます。
マエカワでは自然界にもともとある物質に注目し「炭化水素系」「二酸化炭素」「アンモニア」「水」「空気」の5つの自然冷媒を用いた技術の取り組みをNATURAL FIVEと名付け、冷凍・空調・給湯の各用途に対応する機器やシステムを展開しております。さらに高い省エネルギー性能も追及しており、ダブルの効果でCO₂排出量削減に貢献します。

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ヒートポンプによる脱化石燃料

加熱や乾燥工程などの産業プロセスで化石燃料消費を削減していくこともカーボンニュートラル達成には不可欠です。
マエカワは他社に先駆けて大型のヒートポンプに取り組んできました。安定して90℃のお湯を出湯し続けられる「ユニモ AW」、出湯と同時に水の冷却が可能な「ユニモ WW」、常温空気を最大120℃に加熱して供給できる「エコシロッコ」、ボイラーの蒸気消費量を大幅に削減する「MVRシステム」など、さまざまな用途に合わせたヒートポンプのラインアップがあり、ボイラーの使用量削減もしくは切り替えを通じてCO₂排出量削減に貢献します。
また今後さらなる高温の温風が出せるような研究開発にも取り組んでおります。

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工場全体を考えたエンジニアリングによる省エネルギー・CO₂排出量削減

工場では乾燥やバーナーの排熱、調理や殺菌後の廃水、クーリングタワーやクーラーデフロスト水などから、20~50℃の熱がそのまま捨てられている現状があります。これらを65~120℃の熱として有効に再利用することで、化石燃料や使用電力量の削減につながります。マエカワが培ってきた熱に関するエンジアリング知見を活かすことで、工場内の熱の収支を踏まえた最適な提案をいたします。
また室内の圧力を外気よりも高くすることや、遮熱用のエアカーテン「サーモシャッター」によって、外気流入を防ぐことによる冷凍機の省エネルギー実現もできます。

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デマンドレスポンス対応

カーボンニュートラル実現に向けて、再生可能エネルギーによる発電を最大限導入していく必要があります。しかし太陽光のような再生可能エネルギーは天候や自然状況に左右される電力のため、活用にあたり電気の供給側だけでなく使用する需要側で消費を調整する仕組みが求められています。マエカワでは電気の供給量に合わせて運転を調整するデマンドレスポンス(DR)対応できます。需要逼迫により節電要請を受信すると、自動で運転を抑制します。再生可能エネルギーの導入拡大が進むなかで、電力の安定化と省エネルギーに貢献するシステムです。現在は自然冷媒冷凍機である「NewTon」に搭載可能です。

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事例紹介・納入実績

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