連続式急速凍結装置
Thermo-Jack Freezer（サーモジャックフリーザー）

あらゆる製品を最適凍結
累計3,000台出荷の標準タイプ

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連続式急速凍結装置 Thermo-Jack Freezer（サーモジャックフリーザー）

概要

従来のエアーブラスト方式に衝突噴流効果を加え、凍結（冷却）時間を1/2～2/3に短縮したトンネル型連続式急速凍結装置。凍結（冷却）時間の短縮により、製品品質の向上、設置スペースの削減ができます。ベルトの仕様は、製品やニーズに合わせて各種選択可能です。液状・粒状製品から袋物・裸製品まで幅広い製品に適応したフリーザーです。また洗浄性を考慮し、床ドレンパン方式を標準化した庫内洗浄しやすいシンプル構造です。

選ばれる理由

衝突噴流（インピンジメント）方式による急速凍結

製品上部（下部）のスリットノズルを介して衝突噴流が直接製品にあたり、コアンダ効果^※を発生させ、凍結・冷却時間の短縮を可能にしました。また、冷風はスリットからの押し込みのためベルト左右の風速バラつきが少なく、均一に冷却・凍結できます。

※コアンダ効果：製品上部に当った風が製品を包みこむように上から下へと流れ、熱伝達率を高めること。

シンプルな構造で高い衛生性を実現

洗浄性を追求し、工具なしで容易にスリット等の部品の取り外しを可能にしました。庫内の左右に人が入れるだけの通路を設け、庫内洗浄スペースを確保しました。また床ドレンパン方式は洗浄性と排水性を追求したつくりになっており、更に船底方式での検討も可能です。オプションのCIP洗浄装置をつけることで、手洗浄しにくい箇所を自動で効率的に洗浄することができます。

製品やニーズに合わせた各種ベルトをご用意

あらゆる製品に適したメッシュベルト、接触面積が大きく、メッシュ跡をつけたくない製品に適したスチールベルト、ベルト跡を残したくない製品に適したプラスティックベルト。より長時間稼働のニーズや、穴あき麺トレー等の水分がベルトに付着しやすい製品に適したフラットワイヤーベルトなど、各種取り揃えています。

自然冷媒に対応し、温室効果ガス排出削減に貢献

オゾン層保護や地球温暖化防止の観点から、HFC等の代替フロンから環境負荷の低い冷媒への転換が求められています。マエカワは自然冷媒冷凍機ユニットとフリーザーのどちらも製造している国内唯一のメーカーであるため、お客様のご要望に合わせた最適な冷却システムを構築できます。また全国各地の気候や使用状況に合わせて、水冷式・空冷式どちらの冷凍機ユニットも選択可能です。
自然冷媒と省エネルギー効果により、お客様の温室効果ガス排出量削減に寄与します。

スペック

	メッシュベルト	スチールベルト
庫内温度	-35℃（標準）
目安処理量	300～2,000kg/h	300～1,000kg/h
ベルト幅	1,200～3,300mm（300mm刻み） ※有効幅：ベルト幅-100mm	1,200mm/1,500mm ※有効幅：ベルト幅-100mm
有効冷却長	3,000～21,000mm（1,500mm刻み）
スリット	上吹き/上下吹き ※スリット高さ無段階調整機能搭載	上下吹き ※スリット高さ無段階調整機能搭載
対応冷媒	自然冷媒（CO₂、アンモニア等）/HFC（R448A等）
対象商材	各種加工食品・農産・水産物等のあらゆる商材に対応	各種加工食品・農産・水産物等のあらゆる商材に対応特にベルト接触面積が大きいもの・製品にネット跡を付けたくないものに最適
オプション	エアーデフロスト装置 CIP洗浄装置蒸気殺菌対応パネルフラットワイヤーベルトプラスティックベルト	エアーデフロスト装置 CIP洗浄装置剥離装置

上記仕様は標準の範囲内です。
ご商材・設置場所を踏まえ、最適なものをご提案しますのでお気軽にご相談下さい。

事例紹介・納入実績

Mayekawa

2023.05.23

コンビニ向け食品製造の「武蔵野」が冷凍食品工場を新設。マエカワのライン設計と熱エンジニアリング技術が貢献

生産効率や工場の拡張性も考慮したフードプロセスエンジニアリング

生産効率、動線、衛生性など、食品工場の生産ラインのプランニングには様々な配慮が必要です。マエカワは多種多様な食品工場に機器や生産ラインを納入してきた実績を元に、熱と食品の関係を熟知した独自のエンジニアリング技術で、お客様の特徴に合わせた生産ラインをプランニングします。部分最適から全体最適まで、さらに工場の拡張性も考慮した提案も可能です。ラインの設計、製作、施工管理までを一括して提案します。