お客様に合わせた最適な凍結
近年冷凍食品の需要が増えていくにつれ、多種多様な製品の凍結ニーズをお聞きします。凍結においては、扱う商材だけでなく、包装形態、前工程の調理方法や温度帯等、お客様の運用によって最適な方法が変わります。また工場ごとの設置スペースや生産ラインのレイアウト、現場の運用方法も考慮して検討していかなければなりません。
マエカワでは豊富なフリーザーラインアップに加え、3,000台以上の納入実績、年間600回を超すテストデータより、お客様に合わせた最適な凍結方法を提案いたします。
自然冷媒と熱技術で、CO₂排出量削減に貢献
食品工場においても、環境対応を考えていかなければならない時代になりました。製品保管庫、フリーザー、空調に使用されているHFC等の環境負荷の高いフロンから環境に優しい自然冷媒への転換が求められています。マエカワでは自然冷媒技術を長年培ってきており、工場で使用するあらゆる温度帯に対応する自然冷媒冷凍機を提案できます。
また熱という観点からの省エネルギー提案に強みがあります。製造工程から発生する排熱を利用してお湯や温風を効率良く作るヒートポンプや、保管庫の暖気流入を効果的に防ぐ「サーモシャッター」等により、工場内の熱とエネルギーが無駄なく使われる提案をいたします。
運用方法と衛生性に配慮した自動化技術で食品の安定生産に貢献
食品工場の生産現場では人手不足や食品ロス削減、食の安全等の課題の声が上がっています。マエカワは食品分野で長年培った経験をもとに、商材ごとによるハンドリング方法、工場内のスペース・レイアウト、現場の運用方法を考慮した最適な生産ライン・自動化の提案が可能です。また設置スペースが限られた場所でも設置可能なパレタイジングロボットの「ぱれロボ」を導入することで、重労働作業の負担軽減も図れます。
その他にもマエカワ独自の技術で開発した、防虫効果の高い「バグシャッター」を工場の搬入口や出入口に導入することにより、食の安全面にも貢献します。
低温温湿度制御による結露のない作業環境の実現
食品工場では生産終了後の機器洗浄や床面洗浄にたくさんのお湯が使用されています。衛生的に生産を行うためには翌日の操業開始までに生産設備機器や床面を乾燥させておく必要があり、その課題を解決する有効な手段が求められていました。マエカワのCO₂ヒートポンプ式デシカント除湿機「chris」は、工場内に導入することで低温下での除湿コントロールを可能にします。環境に負荷をかけずに、床や生産機器、場内にある精密機器への結露を防止し、安心安全な生産環境を作り出します。除湿空調による衛生的で体感温度が快適な作業環境が保たれる他、残留した洗浄水が原因で起こる漏電といった電気系のトラブルも防ぐことができ、生産機械の保全にも有効です。
床面ドライ事例
設備保全担当者の作業負荷を軽減する中央監視システム
工場全体の低温空調・冷凍・冷蔵設備の運転状況を一つの場所から見守る「中央監視システム」で工場内のエネルギー環境をチェックしながら常に効率的な運転を維持し続けることができます。警報や温度の管理も一か所で行えるため、現場からの温度調整要望にもタイムリーに対応することができるなど、現場ごとの連携も取りやすくなります。警報やエラーが出た際やトラブル時も複合的に原因を探ることができるため、設備保全機器担当者の作業負荷軽減が期待できます。
中央監視システム画面
事例紹介・納入実績
Mayekawa
生産効率や工場の拡張性も考慮したフードプロセスエンジニアリング
生産効率、動線、衛生性など、食品工場の生産ラインのプランニングには様々な配慮が必要です。マエカワは多種多様な食品工場に機器や生産ラインを納入してきた実績を元に、熱と食品の関係を熟知した独自のエンジニアリング技術で、お客様の特徴に合わせた生産ラインをプランニングします。部分最適から全体最適まで、さらに工場の拡張性も考慮した提案も可能です。ラインの設計、製作、施工管理までを一括して提案します。
お客様の「やりたい」に
徹底的に応えるテストサポート
お客様の品質・運用の要望に応えるべく、マエカワはテストを通じて最適な機器設計をします。
凍結・冷却、解凍、長期保管、異物検出やパレタイジングなど各種ご用意しております。