様々な用途に柔軟に対応
マエカワの圧縮技術は、従来圧縮が難しかった凝縮性、腐食性、反応性、粉体等の成分を含む様々なプロセスガスの圧縮を可能にしてきました。また、冷凍ではブラインチラー等の汎用用途だけではなく、省エネルギー効果のあるプロセス用直接膨張方式の液化及び冷却システム、液化ガス用のBOG(Boil Off Gas)再液化システム、-100℃級の冷却システム等の特殊な冷凍システムにも対応しています。
高い技術力をベースに様々な用途に対して個別に設計・製造を行い、プロセスの信頼性・安全性の向上や総合的な運転コストの低減などフレキシブルに提案することができます。
認められた高い信頼性と安定操業で暮らしと産業を支える
石油精製、化学プラントは各種エネルギー燃料や各産業への基礎原料供給を担っています。オイル・ガス、特に海洋開発などの生産現場では、ひとたび事故が起こると大きな損害や深刻な環境問題を引き起こす可能性があり、暮らしや産業を守るためには安定した操業が不可欠です。当然、納入される機器類には高い信頼性と耐久性が求められます。生産現場からの要求に応えるために、API等の国際的な規格、ABS、DNV等の船級規格にも対応してきたMYCOM compressorを核とした圧縮システムと冷凍システムは、世界の様々な現場で認められ、高い安全性を要求される生産現場を支えています。
有効資源の回収で環境を保全し、持続可能な社会に貢献
石油、ガス及び化学工業の生産現場ではCO₂の排出量を抑制するためにフレアスタックで焼却されていた排ガスの回収・再利用が進められています。また、陸上及び輸送船の原油タンクで発生するVOC(Volatile Organic Compounds、揮発性有機化合物)はベンゼン等の有害物質や臭気を含むために大気への排出削減が求められ、喫緊の課題となっています。
これらのガスは凝縮成分等を含んだ多様な組成の混合ガス(石油随伴ガスでは腐食性の強い硫化水素も含む)で圧縮が難しいことが課題でしたが、マエカワでは独自の圧縮及び給油システムで、安定的な運転を可能にしました。MYCOM compressorは、回収用圧縮機及びガス処理プロセス用冷凍機として世界中の現場で活用され、環境保全と有効資源の回収に貢献しています。
事例紹介・納入実績
Mayekawa