工場の安定稼働を自動化で実現
かつてチキンの脱骨作業は人手に頼った労働集約型の生産ラインになっており、日本の食鳥業界全体の課題でした。マエカワはお客様の課題に寄り添い、チキン骨付きもも肉全自動脱骨ロボット「トリダス」を開発。自動脱骨・除骨技術「DAS(ダス)」へと発展させてきました。「DAS」による生産ラインの自動化で、パンデミック等、不測の事態における生産確保と、出勤率に左右されないライン構成を実現します。自動脱骨ロボットや投入装置の稼働状況はタッチパネルモニター等で確認、把握が可能で、迅速な機器の調整を可能にします。これにより生産ラインの稼働率と処理スピードを高い水準で維持しやすくなり、工場の安定稼働に貢献します。
人にやさしい作業環境と活躍の場を
脱骨作業には刃物が欠かせません。自動脱骨ロボットがその工程を担うことにより、刃物作業の自動化率が向上し、作業員は単調で労力を要する作業から解放されます。これにより、腱鞘炎や切り傷等の労働災害を減らし、従業員にやさしい作業環境を実現することができます。また、自動脱骨ロボットへの投入作業の自動化にも取り組み、順次実現しています。。従業員はより高度で複雑な処理や専門性の高い仕事に携わることができ、活躍の場が広がります。
フレッシュチキンの鮮度を保持し、自然冷媒でCO₂排出量削減に貢献
フレッシュな状態で流通する国産チキンは、鮮度が保持された状態で市場に供給されています。この鮮度保持に不可欠な冷却工程にもマエカワは機器を提供しています。チキン2kgパック専用に企画設計されたフリーザーで、冷却後の箱詰め工程がスムーズな製品に仕上げ、レバーについては、冷やしすぎによる変色を抑えます。フリーザー内部は継ぎ目のないステンレスフロアを標準装備し、冷風スリットにフラット方式を採用することで、洗浄しやすい構造にし、衛生性にも配慮しています。フリーザーに対して、自然冷媒に対応した高効率冷凍機を提案可能です。脱フロンと省エネルギーでCO₂排出量を大幅に削減します。
ラインエンジ、熱エンジを融合した総合エンジアリング
フロン設備からの入れ替えや、自然冷媒化を推進しているお客様に対して、予冷・本冷用チラーの熱源機として活用可能な「ゼロポイントチラー」、冷水と温水の同時取り出しが可能な高効率給湯システム「ユニモ WW」など、各種自然冷媒機器を提案しております。また、高品質、高歩留まりに寄与する機器およびライン・レイアウトの改善改良、除湿空調、省エネルギー診断、生産管理やトレーサビリティなど、様々な視点から総合的にエンジニアリングします。お客様ごとに異なる特徴や、生産品目にも対応し、工場の拡張まで考慮した生産ラインのプランニングも行っております。工場の新設案件はもちろん、リニューアル案件も多数実績があります。
ノンフロン ゼロポイントチラー
事例紹介・納入実績
Mayekawa
生産効率や工場の拡張性も考慮したフードプロセスエンジニアリング
生産効率、動線、衛生性など、食品工場の生産ラインのプランニングには様々な配慮が必要です。マエカワは多種多様な食品工場に機器や生産ラインを納入してきた実績を元に、熱と食品の関係を熟知した独自のエンジニアリング技術で、お客様の特徴に合わせた生産ラインをプランニングします。部分最適から全体最適まで、さらに工場の拡張性も考慮した提案も可能です。ラインの設計、製作、施工管理までを一括して提案します。
お客様の「やりたい」に
徹底的に応えるテストサポート
お客様の品質・運用の要望に応えるべく、マエカワはテストを通じて最適な機器設計をします。
凍結・冷却、解凍、長期保管、異物検出やパレタイジングなど各種ご用意しております。