麺・パスタをおいしくする熱エンジニアリング
おいしい冷凍麺を作るために、マエカワの熱エンジニアリングが大きく貢献します。麺は太さや粉の種類によって加熱方法が変わり、それに合わせた冷却・凍結を経て、最高の食感に仕上がります。この品質に関わる工程で力を発揮するのが、マエカワの熱技術です。ヒートポンプやフリーザーといった自社製品の組み合わせで、麺にとって理想的な温度・環境を提供します。
また長時間の生産ニーズに応えるために、冷凍麺に特化したフリーザーベルトの提案も可能です。
運用方法と衛生性に配慮した自動化技術で食品の安定生産に貢献
食品にあってはならない異物。ほぼ自動化されている麺ライン工程内でも、そのリスクはゼロではありません。うどんのような白色系製品を得意とするマエカワ独自の異物検出装置「W*GINGA」や、外部からの虫の侵入を防ぐ「バグシャッター」を加えることで、より安全に製品を生産できる衛生システム構築をサポートします。
またマエカワは麺市場で長年培った経験をもとに、ハンドリング方法、工場内のスペース・レイアウト、現場の運用方法を考慮した上で、工場の上流から下流すべての工程に対してトータルな提案が可能です。
自然冷媒と熱技術で、CO₂排出量削減に貢献
大量にお湯を使う茹で工程、さらに麺を茹でた後の冷却工程。マエカワにしかない温水・冷水を同時供給する独自のヒートポンプ技術が、大幅な省エネルギー・CO₂排出量削減を実現します。その次の工程のフリーザーや保管庫においても、高効率の自然冷媒冷凍機を導入することで脱フロンと使用電力量の削減が可能です。また工場内に侵入する外気をシャットアウトする「サーモシャッター」により、工場全体でみた省エネルギーを実現します。
低温温湿度制御による結露のない作業環境の実現
食品工場では生産終了後の機器洗浄や床面洗浄にたくさんのお湯が使用されています。衛生的に生産を行うためには翌日の操業開始までに生産設備機器や床面を乾燥させておく必要があり、その課題を解決する有効な手段が求められていました。マエカワのCO₂ヒートポンプ式デシカント除湿機「chris」は、工場内に導入することで低温下での除湿コントロールを可能にします。環境に負荷をかけずに、床や生産機器、場内にある精密機器への結露を防止し、安心安全な生産環境を作り出します。除湿空調による衛生的で体感温度が快適な作業環境が保たれる他、残留した洗浄水が原因で起こる漏電といった電気系のトラブルも防ぐことができ、生産機械の保全にも有効です。
床面ドライ事例
設備保全担当者の作業負荷を軽減する中央監視システム
工場全体の低温空調・冷凍・冷蔵設備の運転状況を一つの場所から見守る「中央監視システム」で工場内のエネルギー環境をチェックしながら常に効率的な運転を維持し続けることができます。警報や温度の管理も一か所で行えるため、現場からの温度調整要望にもタイムリーに対応することができるなど、現場ごとの連携も取りやすくなります。警報やエラーが出た際やトラブル時も複合的に原因を探ることができるため、設備保全機器担当者の作業負荷軽減が期待できます。
中央監視システム画面
生産効率や工場の拡張性も考慮したフードプロセスエンジニアリング
生産効率、動線、衛生性など、食品工場の生産ラインのプランニングには様々な配慮が必要です。マエカワは多種多様な食品工場に機器や生産ラインを納入してきた実績を元に、熱と食品の関係を熟知した独自のエンジニアリング技術で、お客様の特徴に合わせた生産ラインをプランニングします。部分最適から全体最適まで、さらに工場の拡張性も考慮した提案も可能です。ラインの設計、製作、施工管理までを一括して提案します。
お客様の「やりたい」に
徹底的に応えるテストサポート
お客様の品質・運用の要望に応えるべく、マエカワはテストを通じて最適な機器設計をします。
凍結・冷却、解凍、長期保管、異物検出やパレタイジングなど各種ご用意しております。