空気冷凍システム PascalAir（パスカルエア）

空気がつくる超低温

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概要

空気冷凍サイクルを用いて超低温領域（-100～-50℃）を作り出す冷凍機です。身近にある空気は、オゾン層破壊係数、地球温暖化係数がゼロで地球環境負荷はまったくありません。超低温領域において、従来の蒸気圧縮式フロン冷凍システムより、最大50％の省エネルギー、CO₂排出量削減が可能です。マグロやカツオの保管冷蔵庫の他、連続式フリーザー、家電リサイクルの凍結破砕、半導体製造工程、医療・医薬品製造・保管など超低温が必要な様々な分野でご利用いただけます。

選ばれる理由

究極の冷媒“空気”

毒性も可燃性もない身近な空気で循環冷却するため、冷媒漏洩によるプラント周辺への環境汚染の心配は全くなく、地域住民・従業員の方に安全なシステムです。最高使用圧力が0.2MPa以下で運転されるため、高圧ガス保安法適用外です。そのため、設置時の届出・申請が不要であり、日常の設備管理も簡単です。

冷蔵庫内にエアクーラーは不要

設置に必要なのは冷風の吹出しと吸込みのダクトのみ、庫内にエアクーラーは不要です。そのため、ファン動力分の熱負荷や霜による熱交換損失がなくなります。さらに、保管品に付着する水分も冷凍機ユニット内で処理するため、庫内に熱を投入する必要がありません。従来の冷凍システムで必要とされるエアクーラーの設置スペースが不要なため庫腹量を増やすことができます。さらに自然対流式なので、庫内は温度ムラがなく保管品の品質を損ねることがありません。