概要
フロントハーフ(チキンの上半体)から、むね、手羽、ささみを取った首がらと呼ばれる部位を機械に投入するだけで首小肉(せせり)を採取します。投入作業に特殊な技術は必要なく、誰でも投入作業に従事できます。稼働時に各種カバーを開けると自動で停止します。投入部には巻き込み防止の安全対策を施してあります。また、首がらの個体差に合わせてタッチパネルでカット位置の調整が可能です。洗浄しやすい構造で、カバーの閉扉時に限り、内部チェーンを回しながら温水で流すことができ、洗浄作業の負担を軽減します。
選ばれる理由
人手不足の低減に寄与
1時間当たり5,000 羽処理の工場であれば、常時 5~6 人で作業しているところ、約半分の 3~4 人での作業が可能になります。
作業者にかかる負担の軽減
首小肉ラインにおける人手による作業は、小肉の投入と検品になるため、小肉取り作業においては、刃物処理がなくなり労働災害の軽減につながります。
スペック
能力 | 最大3,000羽/h 定格2,500本/h※1 | ||
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原料 | チキン首がら(100~160g) | ||
電源 | 三相 AC200V 50Hz/60Hz | ||
消費電力 | 3kW | ||
給水 | 0.15MPa 0.5ℓ/min※2 | ||
圧縮空気 | 0.6MPa 60ℓ/min | ||
外形寸法 | W820×L1,260×H1,400mm※3 | ||
製品重量 | 520kg |
※1 作業者によって投入速度が異なるため、時間当たり安定投入できる本数の目安です。
※2 補助洗浄機能の稼働時は別途0.6ℓ/minの温水が必要です。
※3 投入部の高さが1,150mm の場合、(H) は2,375mm
生産効率や工場の拡張性も考慮したフードプロセスエンジニアリング
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