安定した食糧供給を支えます
安定した食糧を各地に供給するためには、生産・輸送・消費をつなぐインフラが欠かせません。マエカワは、生産から消費まで生鮮食品を低温で流通させるコールドチェーンにおいて、生産後の農産物の予冷、肉・魚・加工食品などの凍結、流通の過程における保管など各種冷蔵庫を設計・施工・エンジニアリングする技術を世界中で展開し、安定した食料供給を支えています。
お客様が求める冷却環境を設計
最適な冷蔵倉庫の実現のためには、設備規模や使用温度帯、周辺環境、稼働率など様々な条件に応じて適切な冷媒やシステムを選定する必要があります。お客様が冷蔵倉庫に求める機能を実現するために、マエカワは施設のトータルバランスを考慮し、システムや導入機器を選定、経済性や安全面、作業環境にも配慮した設計を行います。
プラント全体で省エネルギーを実現
冷蔵倉庫における消費電力の70% 以上が冷却設備に由来しています。冷却システムのエネルギー効率だけではなく、設備の稼働率にあった制御、施設構造など様々な要素に着目することで消費電力は抑えることが可能です。陽圧空調や除湿システムによる侵入熱や結露の防止、除霜回数低減、躯体壁面から加わる熱負荷をおさえる防熱、再生可能エネルギー利用への対応など、冷蔵倉庫が高い性能を発揮するために、複合的な技術提案を行っています。
自然冷媒で持続可能な冷蔵倉庫を
我が国では温室効果の高い代替フロン(HFCs)の排出量が未だ増加傾向にあり、2050年カーボンニュートラルの目標達成のために迅速な排出量削減が求められています。マエカワではF級、C級、超低温など各温度帯の冷蔵倉庫に対し、自然冷媒を用いた冷凍機を提供しています。自然冷媒は自然界に存在する物質で、地球温暖化係数、オゾン層破壊係数が極めて低く地球環境に優しい冷媒です。長期間ご使用いただく産業用冷凍機だからこそ、安全性、省エネルギー性、メンテナンス性、そして地球環境への配慮が大切だと私たちは考えます。
いつでも安定した稼働を
運用中の性能維持やリスク低減に効果的なサポートを行っています。年月が経った設備では、クーラーなどの関連設備の更新の他、設備の能力を最大限に発揮できるよう様々なご相談を承っております。また、マエカワが誇る自然冷媒冷凍機「NewTon」は、24時間・365日遠隔監視で稼働データを自動収集、集まったビッグデータをもとにした傾向分析や性能解析によって予知保全を行うことが可能です。
各地に広がるサービスネットワークを通じて私たちが冷蔵倉庫の安定稼働を支えます。